VODと聞いてご存じの方も初めて聞いた方もいらっしゃるでしょう。
すでに生活の一部になっている場合もあるかもしれませんね。
今回はVODとは何か、どんなサービスなのか解説します。
そして実際加入した感想も述べていきます。
VODとは何か?
VODとはVOD(Video On Demand)ビデオ・オン・デマンドの略で、Webサイトで映画、ドラマ、アニメなど定額で視聴できるサービスです。
パソコン、スマホ、タブレット端末でいつでも、どこでも好きなときに見ることができます。
わざわざ映画館に行かなくてもレンタルビデオ店に行かなくてもインターネットがつながる環境であれば見放題です。
世の中の環境の変化により自宅で過ごす人が増えたこともあり、ますます需要は高まっています。
VODの視聴方法
VODは様々な媒体で視聴することができます。
視聴できる媒体は4つ
4つの端末で視聴可能です。
- テレビ
- パソコン
- スマホ
- タブレット
自宅にいるときはテレビで、外出先ではスマホで、その時々により媒体が変わっても視聴できます。
通信量が気になるところですが、ダウンロードすれば通信量を気にせず視聴できます。
決済は基本的にはクレジットカード
VODの利用料金支払方法は、基本的にはクレジットカードです。
会社によってはデビットカード、プリペイドカード、paypalなども扱っていますので、事前に調べておきましょう。
VODの料金形態
VODはユーチューブやニコニコ動画のような無料のサービスではありません。
有料であり、料金形態が各会社により違います。
加入する場合は、料金形態を考慮したうえで検討するといいでしょう。
定額型
Subscription Video On Demand(SVOD) 加入者は、毎月一定の料金を払えば見放題の仕組みです。
いつでも見たい、シリーズものを全話通して見たいなど映画やドラマの世界にどっぷりつかりたい人にはうってつけにサービスでしょう。
広告型
Advertising Video On Demand(AVOD)基本無料で視聴できますが、一定割合で広告が入ります。
見ている途中で広告が入るとストレスを感じてしまうかもしれませんが、まずは気軽に利用してみたい場合はこのサービスから始めてもいいでしょう。
PPV型
PPV(Pay Per View)1本ごとに課金されるサービスです。
もともとはケーブルテレビや衛星放送の課金システムとして使われていました。
PPVのなかでもTVODとESTの2種類があります。
レンタル型
Transactional Video On Demand(TVOD)動画ごとに規定の料金を払うと、一定期間視聴できます。
レンタルビデオ店の方式に似ています。
買取型
Electric Sell-Through(EST)メディアファイルを買い取る方法です。
VOD料金相場&サービス
VODの利用料金は会社により様々です。
相場では550円~2,500円と幅があります。
主なVODサービス
サービス | 月額料金 | 無料期間 | 作品数 | ジャンル |
dアニメストア | 440円 | 初回31日間 | 4,800 | アニメ専門 |
Amazonプライムビデオ | 500円 | 30日間 | 非公開 | オールジャンル 本も多数視聴可能 |
dTV | 550円 | 初回31日間 | 12万本以上 | 映画・音楽・アニメ等 ジャンルが幅広い |
TELASA | 618円 | 初回2週間 | 23万本以上 | テレビ朝日系の作品が豊富 |
WATCHA | 869円 | 1か月 | 非公開 | 映画に特化 |
AMEBAプレミアム | 960円 | 2週間 | 非公開 | 生放送などの番組配信あり |
FODプレミアム | 976円 | 2週間 | 60,000本以上 | フジテレビ系の作品多数 月9ドラマあり |
Netflix | 990円 | なし | 非公開 | 映画・ドラマ・オリジナル作品が豊富 |
ディズニープラス | 990円 | なし | 16,000本以上 | ディズニー専門 |
Hulu | 1,026円 | 2週間 | 10万本以上 | 映画・ドラマ・アニメ・海外ドラマが豊富 |
Paravi | 1,017円 | なし | 非公開 | 映画・ドラマ・アニメ・お笑い |
U-NEXT | 2,189円 | 31日 | 24万本以上 | 新作映画に強い |
DAZN | 2,600円 | なし | 年間10,000試合以上 | スポーツ専門 |
2022年10月時点
VODを利用するメリット
VODを利用するメリットとは何でしょうか?
レンタルビデオ店とは違うメリットを見てみましょう。
- 無料体験期間がある
- 好きなジャンルの作品が見放題
- お店に行く必要がない
- 複数で共有できる
1.無料期間がある
メリットは、多くのサービスに無料期間がある点です。
その理由は、有料でしか見られない映像が期間限定で試せるからです。
自分が見たいサービスに無料期間があれば、活用しましょう。
無料期間中でも有料と同じサービスが受けられるので、実際視聴してみて加入するか決められるところがメリットですね。
無料期間があるサービス
サービス | 月額 | 無料視聴日数 |
dアニメストア | 440円 | 31日 |
Amazonプライムビデオ | 500円 | 30日 |
dTV | 550円 | 31日 |
TELSA | 618円 | 2週間 |
WATCA | 869円 | 1ケ月 |
AMEBAプレミアム | 960円 | 2週間 |
FODプレミアム | 976円 | 2週間 |
Hulu | 1,026円 | 2週間 |
U-NEXT | 2,189円 | 31日 |
2.好きなジャンルの作品が見放題
2つ目のメリットは、様々な作品が見放題なことです。
理由は、取り扱い本数が多くジャンルも多岐にわたるからです。
アニメ、映画、スポーツなど専門のサービスもあるので、自分の好きな分野の作品をとことん視聴可能です。
好きなジャンルの作品が24万本以上(U-NEXTの場合)見られるので、マンネリ感を感じません。
3.店舗に行く必要がない
店舗に行く必要がないのもVODのメリットです。
わざわざ店舗に行く必要がないのはメリットとして大きいです。
店舗に行く時間を短縮できます。雨が降っていたり、足をけがして外出が困難でも出歩るかなくていいので助かりますね。
延滞料金がかからないところも大きな魅力です。
店舗に行かなくていいので、手間が大きく省けます。
4.複数端末で共有できる
4つ目のメリットは家族、カップル、友人など1つのサービスで複数端末が使用可能なところです。
その理由はひと昔前だったら、ひとつの端末でひとつ番組しか見られなかったからです。
だから家族でお互い違う番組が見たい場合、誰かが譲らなければならないことは日常茶飯事でした。
現在ではお母さんがドラマを見て、お兄ちゃんはアニメ、妹さんは音楽番組を見ることが可能です。
よって複数端末が共有できることも大切なメリットといえます。
複数共有できるサービス
サービス | 月額 | 同時視聴人数 |
FODプレミアム | 976円 | 5台 |
Netflix | 990円 | 1,200円は2台 1,800円は4台 |
Amazonプライムビデオ | 500円 | 3台 |
WATCA | 869円 | 4台 |
ディズニープラス | 990円 | 4台 |
U-NEXT | 2,149円 | 4台 |
VODを利用するデメリット
VODを利用するうえでデメリットをあげてみましょう。
1.利用してもしなくても料金がかかる
1つ目のデメリットは利用しなくても毎月料金がかかることです。
頻繁に視聴すればレンタルビデオ(DVD)を借りるよりお得ですが、利用しない場合は月額の利用料金の出費ばかりかさんでしまうからです。
普段の生活のなかでどれくらいVODを利用するか無料期間中に検討してみるといいですね。
よってVODを利用するデメリットは毎月利用しなくても料金はかかるところです。
2.生活のリズムが乱れる
2つ目はVODにハマった場合生活のリズムが乱れるところがデメリットです。
気分転換や仕事の疲れを癒すために楽しむ分にはいいですが、夢中になるあまり睡眠時間が減ったり、仕事に身に入らなくなる可能性もあるからです。
子供向けの番組も豊富にあるので、小さいお子さんも睡眠不足にならなように大人が管理する必要があります。
よってデメリットの2つ目はハマりすぎると生活のリズムが乱れる点といえます。
ホテルでVODを利用する注意点
最近では多数のホテルがVODを導入しています。以前はテレビを視聴する場合、券売機でカードを購入していました。
現在ではテレビのリモコンでVODに切り替えられるようになりました。
それに伴いちょっとした注意が必要になってきました。
ホテルでVODを利用する場合気を付ける点を見てみましょう。
1.VODの料金形態について
1つ目は料金形態です。月額制なのか課金制なのかホテルによって違うからです。
作品ごとに課金される場合は問題ないのですが、月額制だと1泊場合割高になってしまいます。
連泊だとお得に利用できるプランもあるので事前に確認するといいでしょう。
料金形態を注意するが1つ目でした。
2.どの番組を視聴したか知られる
2つ目の注意点はどの番組を視聴したか知られる可能性があります。
なぜならホテル側の履歴に残るからです。自分で削除することはできません。
ホテル側はお客様が視聴した作品について追及することはありませんし、こちらも気にすることはありません。
ただ知られてしまうことは念頭に置くといいでしょう。
3.事前に視聴できる作品を調べておくとよい
3つ目はどんな作品があるかホームページなどで事前に調べておくといい点です。
ホテルによりますが、最新作や有名作品があまりないからです。
いざ利用するときに見たい作品がなくてがっかり、なんてことがないようにチェックしておくといいでしょう。
見ることを諦めるのはもったいないですからね。3つ目の注意点でした。
実際加入した感想
U-NEXT、AmazonPrime、AMEBAプレミアムの3つに加入してみました。
U-NEXT
オールジャンルを取り扱っているので見ごたえがあります。
雑誌読み放題はとてもうれしいサービスです。
宝塚などの舞台は、興味はあってもチケットを買う手間を考えると購入を躊躇してしまうこともありました。
チケットを購入せずに観劇できるので劇場に行った気分を味わえます。
Amazon Prime
オールジャンルを扱っており、最近公開された新作映画も見られます。
映画の他にプライム会員になると9,000万曲が聴き放題なので音楽も聴きたい方は是非ご利用をおすすめします。
映画と音楽とショッピングとアマゾン1つでいくつもの楽しみ方が可能です。
AMEBAプレミアム
テレビ朝日系の番組を扱っているのでテレビ朝日好きにはうれしいサービスです。
麻雀、釣り、格闘技なども扱っており、他のVODが扱っていない番組があります。
映画よりお笑い、バラエティー、スポーツが好きな人には魅力的なサービスです。
加入した感想
PCやスマホで映画や舞台が見られるなんて昔だったら考えられなかったでしょう。
各サービスそれぞれの特徴があるので、何を見たいのかあらかじめ決めてから加入することをおすすめします。
個人的には1950年代の白黒映画と時代劇が好きなので、これらを扱っているサービスを使いこなしたいです。
特にAmazonプライムは好きなジャンルの映画と音楽聞き放題なのでハマりそうになりました。
まとめ
今回はVODとは何か解説しました。
VODとはWebサイトで動画を視聴できる便利なコンテンツサービスです。
インターネット環境が充実した現代だからこそ生まれたサービスといえます。
そこにはメリットもデメリットもあることを覚えておきましょう。
実際加入してみて好きな映画があったのでとてもワクワクしました。
よってVODはうまく活用すれば、生活に彩りを与えてくれる素晴らしいサービスです。