起業塾などの受講料やコンサルタントのコンサル料は言い値だ。
言われた値段を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだ。
お金の価値観は、育った環境に影響があるとよく言われている。
価値観を変えるのは容易ではない。
起業者脳と会社員脳は、お金の捉え方が違う。
一般的に経営者は、会社を動かしているので、100万単位なんて
驚きもしない。億単位のお金を扱っているので、怖いとは感じずらいだろう。
講師側は、これぐらいの価値を提供したんだから、これくらい高い金額をもらって当然と思う。
会社員は会社から一定の給料を頂き、その範囲内でやりくりしている。
１万円でも千円でも損したくないと思いがちだ。
だから起業塾の受講料にビックリしたり、思った結果が出ないと大損した気持ちになる。
会社員が、起業塾へ通い起業者脳へ切り替わるのは、結果を出してからだろう。
私は、まだ結果を出せていない。バリバリの会社員脳だ。
でも、さまざまな体験を通して思った。
稼げるようになって、起業家脳へシフトしたとしても会社員脳を忘れない。
会社員だったときの気持ちを忘れない。初心を忘れない。
5000円だって１万円だって、会社員にとっては、出費は痛いものだ。
ビジネス受講料は生活必需品とは違う。
でも、未来の自分に夢を託して腹くくって払うわけだ。
私は稼げるようになって、態度が変わった起業家にはなりたくない。
私は、その痛みを忘れない、たとえ１億円稼げるようになったとしても。
そう思った。
