四柱推命の勉強がしたくなった。
ブックオフで本を買う。YouTubeで命式の出し方の動画を探す。
理解できない。難解という噂は本当だった。何とか教えてくれる人はいないか探す。
ふと我に返る。何のためにわざわざ難解な四柱推命を勉強したいと思うようになったのだろう?
コーチングの高額商品を作るためか?他のコーチとの差別化を図るためか?
四柱推命を覚えたいのは、未来のクライアントのためなのか?自分の自己満足か?
なぜ四柱推命なのか?数秘術は4年もやっていたし、タロットもかじった。
手相も講座を受けた。それなのになぜ四柱推命を今、やろうとしているのか?
突き詰めていくと、本当の本音はクライアントのためではないと気づいてしまった。
私は四柱推命だってできちゃううんだもん♪と優越感に浸りたいだけだとわかりゾッとした。
そんなコーチにクライアントがつくはずがない。
四柱推命はしばらくお預けだ。どうしてもやりたいと思ったとき、教えていただけるところを探す。
クライアントは自分の悩みを解消したいのだ。そんな何でもできる人を求めているわけではないのだ。
私もそうだ。アメリカで資格をとったと豪語する起業家より会社のお掃除のおばさんの一言がどれだけ
心を温めてくれたことか。
常にクライアントのために行動できる人にならなければ選ばれない。